2027年のNHK大河ドラマは、勝海舟のライバルと言われた幕臣・小栗忠順(ただまさ)を主人公に、幕末の裏側に迫る「逆賊の幕臣」に決まった。NHKが3日、発表した。主演は俳優の松坂桃李(とうり)さんで、脚本は連続テレビ小説「おかえりモネ」やテレビ東京系の「きのう何食べた?」などを手がけた安達奈緒子さんが担当する。
今作は、作家の司馬遼太郎が勝海舟と並べて「明治の父」と呼び、明治新政府に「逆賊」とされた小栗の知られざる活躍を描くという。
松坂さんは、この日開かれた記者会見で「登校や出勤などで憂鬱(ゆううつ)な月曜日を前に、少しでも重い体を軽くしてもらえるようなエンターテインメントになることを確信しています」などと意気込みを語った。
26年の大河は、戦国時代に天下人となった豊臣秀吉の弟・豊臣秀長を主人公に描く「豊臣兄弟!」で、主演は仲野太賀さん。